2015年12月8日火曜日

南仏ロゼール地方の山奥の暮らし

温かい人々との交わり。
それは自分の心をさらけ出すような
魂の交わりでした。
人々は透明なまでに魂で寄り添ってくれる。

余計なもののない、削ぎ落とされた暮らしの中には
ただ暖かい、血液の流れる人間らしい人々の心がありました。

もっと本当の心を出していい、
自分もありのまんまの自然でいい、
その時の瞬間のままに、
受け止めあっていこう、
隣人と。

そう思わせてくれる一時、
私達はいつもの次元とは違うところに居るのかもしれない、
毎晩、私達はそう話して眠りにつきました。


リルシュルラソルグを後にし、
Nîmesで乗り換えてsaint jean du gard まで。
そこへホストのjojoが迎えにきてくれました。

どんどんくねくねと山奥に入っていく。
一時間後には砂利道になり、カーブを越えたところに
彼らの集落saint croix valleeはありました。
住人は全部で5世帯11人が住んでいます。


窓の外は標高600mの山深い中。
黄色い木は栗の木です。
ここでは林檎も自生していて、
先日までは林檎ジュースと林檎のシードル作りを
していたらしく、たくさんのボトルが出来上がっていました。
いくらでも、自由に飲んでね!と。
自分達が冬を越すために保存食を作って暮らしています。


家もみなさん手づくり。
石を積んだり、木を切ってきて家具も作るし、
屋根の修理も冬の為にしていました。


ホストの友人のココとカトリーヌさんのお宅に
私達家族は夜は泊めてもらうことに。
たくさんの旅をしてきて、35年前にここに辿りついたそう。
街にも住んでいたけれど、ここでの静かな森のある暮らしが
必要なのだと知ったのだと。


そしてちょうどいたころは栗の収穫期。
栗の絨毯みたいになっていました!


作業はみんな集まって、それぞれ拾った栗を持ってきて
みんなで話したり、唄ったりしながら栗剥き。
最初にバーナーで焼いてから剥くとするり!


かっこいい右の二人がココとカトリーヌ。


牛や羊は親を育てて仔牛たちを食べる。
ある日のお手伝いは前日の大嵐で停電して、牛達の柵が外れて
牛達が遭難したので捜索!
なんとか谷で群れを見つける。
ココは牛をつかえます!
ホーッピーッと口笛で牛を導くとついてきます。
わたしも通せんぼしてお手伝い。




山や空を見ながら薪割りも大事な毎日の仕事。
太陽パネルと暖炉の熱でお湯を沸かすし、
トイレは村にふたつ、コンポストのトイレ。
板が敷いてあって空を見ながら…
これがまた気持ちよくなってくる。




焼き栗パーティは外なのでそれぞれの家庭のスープを持ち寄り。
今夜は近所の村の人々も集まって総勢30人くらい。


集まると誰かが弾きだして、だんだんセッションになる。
手前は旦那さんがたまたまあったウッドベースを借りて弾き始め、
夜中まで止まらない。


昼間は壊れた滑車を直したり、
崖のフェンスをワイヤーで編んだり。


先日剥いた11キロの栗で
コンフィチュール作り。


手でくるくる回す。


最後は外でロケットストーブして煮沸しながら
ゴロゴロ。


こちらは日曜日のマルシェ。
車で30分ほどの村。
橋の上にならぶ。




栗のコンフィチュールはこんなにできた!


マルシェの蜂蜜。
木の黒蜂蜜も多い。
栗の木、セヴェンヌの木…



下のお家も愛らしい!


車で30分ほどの村の友人の家のそばのゲルで
アーユルヴェーダのセッションも。
みんな真剣。
カラダのことをメンテナンスしてるひとが多い。


ココのお家の保存棚。
夏はトマトのピューレたくさん作るらしい。
もちろん畑もそれぞれ小さなのをしているので、
お手製野菜から。


そうして大事に作ったもので
最後までもてなしてくれた。

ここでは本当に昔ながらの暮らしを暮らしていて、
暮らしの基本だけで充分満足で、
幸せで、楽しくて、大変だけど、面白い。

自分の暮らしの手仕事を、食を、
人々との魂の繋がりを、
大切に基本として暮らしたい。

そう確信させてくれる時間でした。

側には木が、森が、山が、生き物が、山水がある。

この先、私達家族の生きていく上で、
基本となるビジョンを示してくれた。

感謝します。