2016年4月21日木曜日

日服アブリコとポワール


六月に京都の元・立誠小学校で開催される
子供のためのイベント、ちっちゃいパレード、に
日服アブリコの子供服ライン、日服ポワールで参加することになりました。

なので、日服さんと一緒に手作りしているお洋服のサイトも作りました。

良かったらそちらも見てみてくださいね。


http://nichifuku-abricot-poire.jimdo.com/

2016年3月16日水曜日

春の事

Blogが久しぶりになってしまいました。
いつも細かいことや暮らしのことはInstagramでお知らせをしていて、
tarteauxpoiresとゆう名前でしておりますので、
されている方はよかったら見てみてくださいね。
いつもありがとうございます。

明日3月17日はまるパンユーゲ、
21日は環の市に丹波の春のお野菜少し持ってでます。

環の市は、今回はまたメンバーが変わり、
子供服のalpacaさんやニット小物のODOのけいちゃん、南インド料理の桃草舎さんに
いつものおくり屋さんとœuf coffeeさんも!
ますます楽しみです。

写真家の石川奈都子さんの御宅兼アトリエであります。

3月30日は久しぶりのカモラボマーケット。
日服さんことtorio食堂さんの保存食も仲間入りします。

……




毎日があたらしくて、きらきらしているひかりさん。
2歳4カ月さん。
美しいもの見て行こう





変わりゆく季節を 感じる
からだもこころも変わりゆく

わたしはわたしである

自然と身を任せたい

春のパワーに吸い寄せられて
馴染むように


2016年1月19日火曜日

日服アブリコの冬の章、ほかほかパンツとふわふわ展

随分と遅くなりましたが、
あけましておめでとうございます。
ことしは年末年始静かに過ごしたいと思っていたら
沢山のからだの毒だしをして、ゆっくり過ごした半月でした。

1月は22日の金曜日にまるパンユーゲ、
31日に甘夏ハウスでカムデンマーケットにでます。
まるパンユーゲはお野菜も届きますよ〜

それと、夏にローブエプロン展をしたヒカリヤ。
引き継ぎ、冬の章はじまります。


パンツは二型。
ひとつは夏に好評いただいていたものの綿ウールの冬素材。
白や紺にストライプと、
からしやカーキ。

新作はふっくらタックパンツです。

別珍のストレッチ素材や
ヘリンボーン、
もしかしたらウールもあるかも。
ほわほわなのにかっちりとした形になる
不思議な形です。 
ゆったりしているので、冷えとりしている方も
下に沢山重ね履きもできますよ〜


どちらもぬくぬくなのに動きやすいので、
子育て中の人や
動くお仕事、デスクワークで冷える生活の方にもぴったりです。




ふわふわの帽子も!


大判のガーゼウールのストールも四色。
白、モカ、グレー、ライトブルー。



小さなストールも!
ほおかむりにして自転車の寒さよけにもかわいい。


細いパンツのほうは
夏のよりもウエストは太めにして
インしてもお洒落。



ほわほわ起毛な表面です。
生地は分厚め、
コットンとウール半々くらい。


小さなストールは子供が巻いてもちょうどのサイズ。
軽くて暖かいので、いろいろつかえます。

わたしは家で肩に掛けて、台所など冷えるところで
背中を温めてくれるので、ほんわり。

小さなストールは、

ピンク、マスタード、ライトブルー、モカの四色です。

おたのしみに!

///

日服×アブリコ
ほわほわパンツとふわふわ展

場所
ユーゲ二階

1月29日と30日
金曜日と土曜日

時間
11;00-17:00

みなさま、お気軽にお越しくださいね、
一階では喫茶していただけますので
ゆっくりしていってくださいね。



2015年12月8日火曜日

南仏ロゼール地方の山奥の暮らし

温かい人々との交わり。
それは自分の心をさらけ出すような
魂の交わりでした。
人々は透明なまでに魂で寄り添ってくれる。

余計なもののない、削ぎ落とされた暮らしの中には
ただ暖かい、血液の流れる人間らしい人々の心がありました。

もっと本当の心を出していい、
自分もありのまんまの自然でいい、
その時の瞬間のままに、
受け止めあっていこう、
隣人と。

そう思わせてくれる一時、
私達はいつもの次元とは違うところに居るのかもしれない、
毎晩、私達はそう話して眠りにつきました。


リルシュルラソルグを後にし、
Nîmesで乗り換えてsaint jean du gard まで。
そこへホストのjojoが迎えにきてくれました。

どんどんくねくねと山奥に入っていく。
一時間後には砂利道になり、カーブを越えたところに
彼らの集落saint croix valleeはありました。
住人は全部で5世帯11人が住んでいます。


窓の外は標高600mの山深い中。
黄色い木は栗の木です。
ここでは林檎も自生していて、
先日までは林檎ジュースと林檎のシードル作りを
していたらしく、たくさんのボトルが出来上がっていました。
いくらでも、自由に飲んでね!と。
自分達が冬を越すために保存食を作って暮らしています。


家もみなさん手づくり。
石を積んだり、木を切ってきて家具も作るし、
屋根の修理も冬の為にしていました。


ホストの友人のココとカトリーヌさんのお宅に
私達家族は夜は泊めてもらうことに。
たくさんの旅をしてきて、35年前にここに辿りついたそう。
街にも住んでいたけれど、ここでの静かな森のある暮らしが
必要なのだと知ったのだと。


そしてちょうどいたころは栗の収穫期。
栗の絨毯みたいになっていました!


作業はみんな集まって、それぞれ拾った栗を持ってきて
みんなで話したり、唄ったりしながら栗剥き。
最初にバーナーで焼いてから剥くとするり!


かっこいい右の二人がココとカトリーヌ。


牛や羊は親を育てて仔牛たちを食べる。
ある日のお手伝いは前日の大嵐で停電して、牛達の柵が外れて
牛達が遭難したので捜索!
なんとか谷で群れを見つける。
ココは牛をつかえます!
ホーッピーッと口笛で牛を導くとついてきます。
わたしも通せんぼしてお手伝い。




山や空を見ながら薪割りも大事な毎日の仕事。
太陽パネルと暖炉の熱でお湯を沸かすし、
トイレは村にふたつ、コンポストのトイレ。
板が敷いてあって空を見ながら…
これがまた気持ちよくなってくる。




焼き栗パーティは外なのでそれぞれの家庭のスープを持ち寄り。
今夜は近所の村の人々も集まって総勢30人くらい。


集まると誰かが弾きだして、だんだんセッションになる。
手前は旦那さんがたまたまあったウッドベースを借りて弾き始め、
夜中まで止まらない。


昼間は壊れた滑車を直したり、
崖のフェンスをワイヤーで編んだり。


先日剥いた11キロの栗で
コンフィチュール作り。


手でくるくる回す。


最後は外でロケットストーブして煮沸しながら
ゴロゴロ。


こちらは日曜日のマルシェ。
車で30分ほどの村。
橋の上にならぶ。




栗のコンフィチュールはこんなにできた!


マルシェの蜂蜜。
木の黒蜂蜜も多い。
栗の木、セヴェンヌの木…



下のお家も愛らしい!


車で30分ほどの村の友人の家のそばのゲルで
アーユルヴェーダのセッションも。
みんな真剣。
カラダのことをメンテナンスしてるひとが多い。


ココのお家の保存棚。
夏はトマトのピューレたくさん作るらしい。
もちろん畑もそれぞれ小さなのをしているので、
お手製野菜から。


そうして大事に作ったもので
最後までもてなしてくれた。

ここでは本当に昔ながらの暮らしを暮らしていて、
暮らしの基本だけで充分満足で、
幸せで、楽しくて、大変だけど、面白い。

自分の暮らしの手仕事を、食を、
人々との魂の繋がりを、
大切に基本として暮らしたい。

そう確信させてくれる時間でした。

側には木が、森が、山が、生き物が、山水がある。

この先、私達家族の生きていく上で、
基本となるビジョンを示してくれた。

感謝します。





2015年11月19日木曜日

南仏の日々

11/19、明日はまるパンユーゲです。
25日はカモラボマーケット、
27日は環の市、
29日はふろしきマーケット、にでます。

33日間のフランスの旅から
無事帰って来ました!
少しずつブログに旅のこと、
綴ってゆきます。




帰国後、5日目にテロが起こってしまい、
あまりにショックで哀しく、
今はどうにか平和への道を辿ることを祈るばかり…

大切な友人達は無事でしたが、哀しみのあった方々もあると思うと
心の傷は癒えません。
18年、Parisに惹かれ、通い続けていたので、
私自身もたくさんの思い出のある、心の故郷のような街。
美しくて、人々が生きている街。

フランスに限らず、みんなが魂の繋がる未来でありますよう…

私たち家族の南フランスのファームステイの旅は、あまりに素晴らしくて、
それを広げることで、フランスへの愛を伝えたいと思います。



最初に滞在したのは南仏のAvignonからTERで20分くらい東に行くとある街
L'isle sur la sorgues 。

Parisから南仏へ向かうと、どんどんと光が変わる。
きらきらと柔らかい黄色い光が射してくる。

そこはビオロジックの野菜を育てているところで、
家の前は草原で青い窓がついていて、
森と畑に囲まれていた。

朝起きてドアを開けると鳥の声と風に揺れる木の音、
霧がかった空気に包まれる。




ひかりさんが大好きになった大きなワンちゃん、ケプト。
ケプトが森の案内してくれる。




鶏もいるよ、お野菜のコンポストがご飯で、
卵を産んでくれる。
手に取ると温かい。
ひかりさんがも、今もコッコッさん!とよく話す。

 


私達は一棟のゲストハウスを貸してもらっていました。
パリで見つけたワンちゃんといつも一緒。



お父さんの仕事をずっと見られるのも
なんだか良かったなあ。
みんなでカラダを動かす仕事は気持ちよい。


栗の甘いソースにつけたローストポーク。


広い広いキャベツとレタス畑。


ホストさんは数人のスペシャリストで自然食品屋さんをしていて
お店の朝には収穫して届けます。
たくさんの秋のお野菜を植えました。




食べるものはほとんどビオのもの、
日本食へも興味深くて、
私達も海苔巻きとお味噌汁を作ったり
友人達ともテーブルを何度も囲みました。

フランス人のご飯はみんなで囲んで、たくさん話しながらゆっくりでてくる。
サラダ、スープ、メイン、
最後に何種類ものチーズ、
土日はデザートも食べます!
ガレットも美味しかったな。
お肉も近くで採れたものを少し。

お昼には軽くワインやビールも飲むけど、たしなむ感じなのも意外でした。

お昼休みも二時間あって、ご飯のあとは少しお昼寝。


ホストの方はシングルマザーなのだけど、
本当にきらきらとしていて、
愛に溢れていて、にこやか、どんなときも
穏やかなのだけど、強くて逞しくてかっこいい。

畑で力強く働く姿も、
ごはんを一生懸命作る姿も、
わたしには母としての像がかっこよく見えた。


私の部屋からの眺め。


晴れた日は外でランチ。


夏の終わりのトマトは
ピューレになる。


薪集めも手伝ったよ!


ここではひかりさんがいい顔して走り回った。
本当にのびのびと、
毎日葉っぱや木の実を拾い、

犬を追いかけ、大きな空に鳥を見つけ、
土にはかたつむりやてんとう虫に夢中になり、

ただただ自然を味わあえ重なる豊かな時間。

ひとの暮らしはそれだけで
心が十分なんだ。

そこには混沌や煩悩がない。

こんな風に寝ても覚めても
じっくりゆっくり自然の中で過ごしたのは
いつぶりだろう。

自然の光と、風と、緑の景色は
家族みんなの心を鎮め、
私達に幸福の気持ちをくれた。

心からの幸福を。
それを知る時間でした。




家の窓を全部外してヤスリをかけて、
ペンキも塗り替え。
暮らす家も自分で手をかけます。

休みの日には近くのフランスの美しい村々、
リュベロン地方へ連れてってくれました。

その風景はまた今度。
そのあと二軒目のファームへも。