2014年10月30日木曜日

秋のひととき



御所でピクニック。
ピクニックというものが、昔から大好きで仕方ない。

おいしいものを持って自然の中で、誰かと過ごす。
ひと呼吸して、空を見上げて、ゆったりした気持ちを味わう。

人生の余白のような、
時が止まったような特別さは、
綿飴のようにふわふわと、わたしのこころをほかほかにしてくれる。




興奮冷めやらぬ夜は、makaさんのchild teaで
こころをおさめて、眠る。


料理家のAOさんに頼んでいたお揃いのエプロンを。
わたしは白のしっかりしたコットンリネンのを。

エプロンて、サブだけど、メイン。
気分が上がる。




同じくらいの子たち。
赤ちゃんが並ぶ様子はなんてしあわせな図。
ころころとまあるい。


柿の琥珀の実と出店。




御菓子丸さんの新作は、まるで宝石のような、
中の果肉の粒粒まで美しい、柿の琥珀の実。

丹波の叔父さんのところで木に成った自然の柿の実を
使ってつくってもらいました。

七本入りで800円、柿の時期だけの限定です。


昨日のかもラボマーケットから並んでいます。

31日は二ヶ月に一回のあけぼのマルシェ。
10時から15時まで。

丹波の特産、黒豆枝豆をたくさん持ってゆきます。
ねっとりがおいしい里芋や、新米の玄米も!

昨日はラディッシュやかぶらもありました。
時々葉物もあります。

新鮮な自然のお野菜が、そのままわたしになる。

11月は7日まで実家でゆっくりして、
9日の甘夏ハウスのござれ市にまたあらわれます。

また遊びに来て下さいね。





2014年10月20日月曜日

小さい人の 冬支度








人は 手の温もりを
どこで感じるのだろう

ひと編み ひと編みの中に

その温もりは  伝わる

おとなになっても
それは 残り続ける



わたしの母は、編み、縫う人
幼い頃の身の回りのもの 様々は 母の手でつくられた。

ちいさなワンピースや、セーターや、
うさぎのポシェットや、
クリスマスの飾り、お稽古のかばん、
お家の様々…

それらはおとなになっても なぜか覚えていて、
とても大切にしていたような、
母が季節や暮らしを愛していただろうことを感じる。


わたしは縫い物が得意な方ではないので、
母と今、娘のひかりちゃんのためにふたりで生地を選び、
こんなのほしいなあと話し、
いろいろなものが生まれました。

そのいくつかをヒカリヤで少しずつ 伝えられたら…


ベルギーリネンの糸の子供の襟や、スタイ、

冬支度には 秋色チビマフラーや、
レース編みのヘアバンドなど。

小さい人の 小さなおしゃれに、どうぞ。






2014年10月19日日曜日

maka 満歌 マカさんの香り

なみなみと

たゆたゆと


かおる


満ちる歌の中で



香り…というものは、その人と出会うことで、その人に纏われる香りと混ざり、
そこだけの、他にひとつとない香水になる。

 しっくりとくるその香りは、わたしのざわざわした心を鎮め、静かな瞬間となる。

makaさんに出会ったのは、kitさんの集まりのアロマの蜜蝋クリームと
化粧水のお試しワークショップでのこと。

何十種類ものアロマを嗅ぎ、
そのときだけの、自分だけの香りを見つける。

わたしはわりと複雑な、得体の知れない、アンニュイな香りができていた。

それまで、いつもフランスに行くたび、
ニュクスや、メルヴィータ、サノフロール、
サントゥードゥフィーなど、アロマのビオの化粧品を使っていた。

makaさんに出会ってからは、ずっとそのときそのときの香りで、
それらを作って愛用している。

一番最近は生姜とオレンジビター、ヒノキ、モミのオイルを。
だんだんシンプルに、まとまっていく…

アロマをいれない、カレンデュラやホホバオイルだけのクリームも、
ひかりちゃんのおむつかぶれなんかにもピッタリ。

我が家の様々なレメディーです。

ハーブティーはヒカリヤでも扱わせてもらっています。

妊娠、産後も飲めるのを作ってほしい!と、ママズも作ってもらいました。
つわりの時期や夏にはさっぱりだけど、ミネラル鉄分も入ったサマーブレンド、
温めたい、ほっこりゆるめたいときにはルイボスとシナモンの効いたオータムブレンドを。

わたしも授乳中なので、とても愛用していて、
風邪のときもルイボスと、
カモミールベースのmorning&night,child teaでこじらせずにいます。

この子供のお茶は赤ちゃんから飲めるノンカフェインで、
甘くておいしいので、秋のピクニックのお供にもしています。


22日のAOWさんであるカムデンマーケットには新しい
after the meal teaも登場しますよー。

最近アトリエもオープンされて、
通販も始められました。
http://makaherb.shop-pro.jp

皆さんの隣に香りのレメディーと、純粋なお茶の楽しみを。

オムツなし育児と、肌、布


ひかりちゃんが新生児の頃は、真冬だったので、
野口晴哉さんの誕生前後の本に従い、水仕事も
きっちり三週間以上はせずに、床に伏していました。

布オムツはしたいなあと思いつつも、母親がストレスなく、
ニコニコと、赤ちゃんとの時間を一番にと思い、
しばらくの間は紙オムツにしていたのですが、あまりのゴミの多さに
イロイロイロイロ、頭の中がぐるぐる…。

この大量のオムツは一体どこにいくの?
ひかりちゃんの排泄の回数も減ってきたし、と
いつからかお家では布オムツに変えました。

わたしも数年前、月経コントロールの話を聞いたり、布ナプキンに変えてから、
そのあまりの心地よさに、生理があまり嫌でなくなり、
いままでよりスッキリ終わるし、肌にも気持ちよいので、かぶれないし、
ひかりちゃんも絶対にそうだろなあと。

そして、その月経コントロールのお話会をしていた知人の、
オムツなし育児のお話会にも参加して、
ホーローおまるの存在も知りました。

周りの友達も数人していたホーローおまる。

お尻をかぽっといれる見た目も可愛い。

ひかりちゃんも、知人の雑貨屋でみつけた古いブルーのホーローですることに。
中々相性もよいようで、便秘がちのときも座らせたらしたりします。

うんちやおしっこの量がわかるのもなんだか楽しい。

ひとは食べて、出して、回って生きている。


近頃のひととき。


陶芸家の知人宅で八百屋のワンドロップさんのお野菜ごはん会。
美しい食卓。


ワンドロップさんの特製キルシュ入りのフルーツのデザート。



毎月のまるパンユーゲには花屋スーカさんの花束も並ぶ。


赤ちゃんマッサージの後は佐藤初女さん式のおにぎりを結び、
みんなでいただく。
ひかりちゃん、初めて大きなおにぎりにかぶりつきました。



最近、自分で食べたくて、わたしが食べさせようとしても食べず、
上手に食べている。
感情が生まれてる。
わたし、があるんだな。

2014年10月11日土曜日

私がパリが好きな理由。






今日は筆が進むので旅の話を少し。

旅が好きで、いままで15カ国くらい回り、
好きなフランスや韓国には何度も通いました。

パリとはご縁があって、10代から子供を授かるまで16.7年ほど
プライベートや仕事で年に2度ほど通っていました。


初めてパリに降りたったとき、こんなにしっくりときて、
空気がからだに馴染んで、呼吸が生き返るような街は初めてでした。

堅苦しい型から外れたみたい。

今日たまたまなんでこんなにパリが好きなのか、ということを、改めて話していて、そうかー、と思ったのでした。

パリはスノッブな部分と、カオスな部分があるけれど、
とにかく人間らしい。

個人主義だし、好きなことゆうけれど、
その分わたしもそう居られる。

その根本には、物理的な生活の部分もあるのかも。
夜にはお店も会社も閉まるので、家族や恋人とたくさんおしゃべりしてすごし、
週末はみーんな休んで、自然の中でのんびりし、
日本やその他アジアみたいに24時間コンビニやファーストフードもない。
夜は街頭の光しかないのです。

最近はニューヨーク的なカフェも増えてきているけど、
とにかく昔ながらのカフェやビストロでは、音楽もいらないほどに、
人々は何時間もワインを片手に語り合い、
テーブルを囲み、人と人が熱く交差する。

昔ながらの商店街みたいなところがたくさんある。
パン屋に肉屋、チーズ屋にワイン屋、
マルシェが立ち、街は味のある店主と、手づくりであふれてる。

電車や郵便が遅れても、なんでかわからない。
いつまでかわからない。
スーパーのレジも色んな国の人が居てマイペース。でもみんな焦らない。
人間は機械ではないから。

わたしもそんなタイプだからかもしれない。

デートだからと店を閉められたこともあったなあ。
でもなんだか納得した。

バスに乗ると、ベビーカーはみんなで持ち上げるし、
妊婦さんがいたら、代わりなさい、と言われる。

街だから、文化もアートもお洒落も忘れない。
古きを愛し、美しいものが大好き。

自分も忘れない。

外を見て日本らしさも大好きになったけど、
わたしはそんなパリの人々が愛おしい。










御菓子丸さんとの物語


ヒカリヤを始めるとき、ちょうど産まれた御菓子屋、御菓子丸さん。
日菓さんとしても活動していて、彼女とはその昔十年位前にたまたま同じ木のスプーン
教室で隣だったことからのお付き合いです。

歳は少し離れていますが、なんだか潜在的なところ、暮らしへの目線がいつも
同じ、同じタイミングに生きていて、なんともいつも新鮮で面白くて心地よい。

二年程はお茶室巡り、
その後は巡るお茶室がなくなって、庭園巡りとなり、
借景や離宮、特別拝観など、回りました。

と、同時にときに狭い狭い茶室、ときに丸く刈られた木々の庭を眺めながら、
ふたりで話す妄想や想念は、なんとなしに叶っていて、
それもまたまじないのようです。

と、前置きは長いですが、御菓子丸さんの和菓子をヒカリヤに
置いてもらってるわけです。

いままでに二種類。
一つ目は、琥珀の実、です。

これは私が妊婦だった昨年に、重陽の節句に合わせてふたりで
お茶会をしました。
そのとき、枝に琥珀の実をつけて、おひとりおひとりに枝を切って
振る舞ったのが生まれです。
夏蜜柑の味でしたが、秋は何か新しい味がでる模様。

それから二つ目は、我が娘のひかりちゃんが産まれたときに
内祝いとしてなんと、生菓子二つと、干菓子をつくってくれました。
どれもひかり、に関する和菓子です。

その中のひとつ、木漏れ日という写真のような素敵な干菓子を置いてもらっています。
ひかりに翳して、食べてみてください。

これからも御菓子丸さんとの物語は
いくつ産まれるでしょうか。ああ、楽しみ。



2014年10月3日金曜日

芋のつると秋の出店。


密かにヒカリヤで人気を博しているのが
サツマイモのつる。

サツマイモが採れるこの時期だけ、新鮮で美味しい。

年配の方は、戦争中によく食べた!懐かしい!と言われます。
若いひとたちは、初めて!と中々の人気者。

フキのようにお醤油、お酒みりん、砂糖などで
佃煮にしても美味しいですが、
わたしは蓮根や人参などとキンピラにするのがすき。
皮も剥かないでよいです。

わたしも丹波の叔父さんのおばちゃんの料理で
初めて出会うものがたくさん!

これからは黒豆枝豆や豆も楽しみ〜

○秋の出店○



•甘夏ハウス…10月5日は下鴨神社の糾の森ワンダーランドにて、
10月12日は知恩寺の音楽イベントにて、甘夏チームで出店します。
•雨林舎…10月13日のマーケットに参加。
•まるぱんユーゲ…10月16日
•カムデンマーケット…10月22日、一乗寺AOWにて

•かもラボこだわりマーケット…10月29日、河原町丸太町かもラボカフェにて。

•あけぼのマーケット…10月31日烏丸と堀川の間の鞍馬口通り北側、


 あけぼの書道教室にて。